バンコク観光の定番として必ず名前が挙がるのが、チャオプラヤー川のほとりに広がる「王宮(グランド・パレス)」です。
金色の仏塔やきらびやかな装飾が並ぶ姿は写真映えも抜群で、タイ旅行のハイライトとして訪れる人が後を絶ちません。
一方で、「入場料はいくら?」「どうやって行けばいいの?」「服装のルールが厳しいと聞いて不安」といった悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。
服装違反で入場を断られたり、営業時間を勘違いして到着してしまったりすると、限られた旅行時間を無駄にしてしまいます。
今回は、タイの王宮の入場料や行き方、おすすめの見どころ、所要時間、服装のルールについて詳しく解説します。
タイの王宮とは?歴史と見どころの概要
王宮は1782年、ラーマ1世によってバンコク王朝の始まりとともに建設された宮殿です。
かつては歴代国王が実際に暮らす場所として使われており、現在も戴冠式などの重要な国家儀礼が行われる、タイ王室にとって特別な場所です。
敷地内にはタイ様式と西洋様式が融合した建築物が立ち並び、隣接するワット・プラケオ(エメラルド寺院)とあわせて見学できる構成になっています。
初めてバンコクを訪れる人でも、この一角を歩くだけでタイの王室文化や仏教文化に触れられる、旅行の満足度を大きく左右するスポットといえます。
王宮の歴史と役割
王宮はラタナコーシン王朝の初代国王ラーマ1世が、アユタヤ王朝の伝統を受け継ぐ形で建設を始めました。
その後も歴代の国王が増改築を重ねたため、敷地内には200年以上にわたるタイ建築様式の変遷が凝縮されています。
現在の国王は別の場所に居住していますが、王宮は今も戴冠式や国賓を迎える式典など、公式行事の会場として使用されています。
そのため見学できるエリアは敷地の一部に限られており、儀式が行われる日は一時的に立ち入りできない区画が発生する点も覚えておきたいポイントです。
ワット・プラケオ(エメラルド寺院)との関係
王宮の入場チケットには、隣接するワット・プラケオの拝観料も含まれています。
ワット・プラケオはタイで最も格式が高い仏教寺院とされており、本堂には国宝級の「エメラルド仏(プラケオ)」が安置されています。
王宮とワット・プラケオは同じ白壁の敷地内に併設されているため、実質的には「ひとつの観光エリア」として回ることになります。
チケットを別々に購入する必要はなく、共通の入口から入場して両方を見学できる仕組みになっているので安心してください。
王宮への行き方・アクセス方法を比較
王宮周辺は道が入り組んでいるうえ、渋滞が激しいエリアでもあるため、移動手段選びが観光の快適さを大きく左右します。
2019年にMRTブルーラインが延伸されてからは、地下鉄を使った移動が最も分かりやすい選択肢になりました。
以下の比較表では、主要なアクセス方法をまとめています。
| アクセス方法 | 所要時間の目安 | 料金の目安 | メリット |
|---|---|---|---|
| MRTサナームチャイ駅から徒歩 | 徒歩約10〜15分 | MRT運賃のみ | 渋滞の影響を受けない |
| BTSサパンタクシン駅+渡し船 | 電車+船で約20〜30分 | BTS運賃+船賃 | 川沿いの景色も楽しめる |
| タクシー | 出発地による | メーター制運賃+渋滞加算 | 荷物が多くても移動が楽 |
| Grab(配車アプリ) | 出発地による | アプリ表示の確定料金 | 料金交渉が不要で分かりやすい |
MRTサナームチャイ駅は、王宮周辺の三大寺院を巡るために新設されたような立地にある駅です。
改札を出て道なりに進むだけで王宮の入口付近までたどり着けるため、初めてタイを訪れる人でも迷いにくいルートといえます。
一方、チャオプラヤー川を利用したアクセスは、船から見る景色そのものが観光の一部になる点が魅力です。
BTSサパンタクシン駅で下車し、チャオプラヤー・エクスプレスボートに乗り換えてター・チャン船着き場まで進めば、そこから徒歩数分で王宮に到着します。
タクシーやGrabは渋滞状況によって所要時間が大きく変動するため、朝の通勤時間帯や夕方は電車や船を優先したほうがスムーズです。
MRTサナームチャイ駅から行く方法
サナームチャイ駅はブルーラインの駅で、ホアランポーン駅方面から乗車すれば乗り換えなしで到着できます。
1番出口を出て道なりに進むと、まずワット・ポーが見えてきて、さらに歩を進めると王宮の白い城壁が視界に入ります。
駅から王宮の主要入口までは徒歩10分から15分ほどかかるため、日差しの強い時間帯は日傘や帽子を用意しておくと快適に移動できます。
このルートは料金が明確で、道に迷う心配もほとんどないことから、初めてタイ旅行に来る人に特におすすめしたい行き方です。
BTS+船で行く方法
BTSシーロム線でサパンタクシン駅まで移動し、駅に直結するサトーン船着き場からチャオプラヤー・エクスプレスボートに乗船します。
ター・チャン船着き場(N9)で下船すれば、そこから王宮の入口までは徒歩5分程度で到着します。
船の運賃は路線によって異なりますが、観光客向けのオレンジフラッグの便であれば分かりやすい均一料金で利用できます。
川風を感じながら移動できるので、移動時間そのものを観光の一部として楽しみたい人に向いているルートです。
タクシー・Grabで行く方法
荷物が多い場合や、複数人で移動する場合はタクシーやGrabが便利です。
ただし王宮周辺は一方通行や車両進入禁止の道が多く、目的地の目の前まで乗り付けられないケースもあります。
タクシーを利用する際は、必ずメーターを使用してもらうよう伝えることがトラブル回避につながります。
Grabであれば乗車前に料金が確定するため、価格交渉の手間がなく、初めてタイを訪れる人でも安心して利用できます。
徒歩でのアクセス(三大寺院周辺)
ワット・ポー、ワット・プラケオ(王宮)、ワット・アルンの三大寺院は、いずれもチャオプラヤー川周辺の狭いエリアに集中しています。
そのため、一度この地域に到着すれば、徒歩や渡し船だけで効率よく複数のスポットを回ることができます。
王宮からワット・ポーまでは徒歩10分ほど、ワット・アルンへはター・ティアン船着き場から渡し船で川を渡る形になります。
暑さが厳しい季節は移動距離が体力に直結するため、無理のない順番でルートを組み立てることが大切です。
王宮の入場料とチケットの買い方
王宮の入場料は大人1人500バーツで、この料金にはワット・プラケオの拝観料に加え、敷地内にあるシリキット王妃織物博物館の入場料も含まれています。
割引料金の設定はなく、外国人観光客であれば年齢を問わず同額の500バーツが必要になりますが、身長120センチ以下の子供は無料で入場できます。
タイ国籍を持つ人は入場が無料となっており、この点は日本人旅行者には適用されない条件のため、事前に把握しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入場料(外国人観光客) | 500バーツ |
| 対象年齢 | 全年齢(身長120cm以下は無料) |
| 含まれる施設 | 王宮、ワット・プラケオ、シリキット王妃織物博物館 |
| オーディオガイド | 別途100バーツ程度(日本語対応あり) |
| タイ国籍者 | 無料 |
500バーツという金額は、バンコクの他の観光施設と比べるとやや高めに感じるかもしれません。
しかし1枚のチケットで王宮の主要建築、エメラルド仏を祀るワット・プラケオ、さらに冷房の効いた織物博物館まで見学できると考えると、内容としては充実しています。
特にシリキット王妃織物博物館は屋内施設のため、暑さで疲れたタイミングで立ち寄って休憩を兼ねられる点もメリットです。
チケットは当日、入口横のチケット売り場で購入するのが基本ですが、繁忙期は窓口が混み合うこともあるため、事前にオンラインでチケットを手配しておく方法も検討する価値があります。
入場料金と対象範囲
入場料に含まれる範囲を正しく理解しておくと、当日の見学がよりスムーズになります。
チケット1枚で王宮の主要な建築群、ワット・プラケオの本堂と境内、そしてシリキット王妃織物博物館の3か所をまわれる仕組みです。
逆に、王宮エリア外にあるワット・ポーやワット・アルンは別料金となるため、三大寺院すべてを訪れたい場合はそれぞれの入場料を用意しておく必要があります。
オーディオガイドは任意のオプションですが、歴史的な背景を詳しく知りたい人には特に価値のあるサービスといえるでしょう。
チケットの購入方法(現地窓口・オンライン)
チケットは現地の窓口で現金またはクレジットカードで購入できます。
窓口は複数設置されていますが、開館直後や午前10時前後は観光客が集中しやすく、行列ができることも珍しくありません。
近年は公式サイトや正規の予約サービスからオンラインで事前購入する方法も利用されており、当日の待ち時間を短縮したい人にはこちらが向いています。
いずれの方法でも料金は変更される場合があるため、訪問前には公式サイトなどで最新情報を確認しておくと安心です。
割引・無料対象
学生割引やシニア割引といった一般的な優待は設定されておらず、外国人観光客は一律500バーツを支払う必要があります。
無料になるのは、身長120センチ以下の子供と、タイ国籍を持つ人のみです。
身長を確認されるケースもあるため、小さなお子様連れの場合は身長が分かるようにしておくとスムーズです。
団体ツアーに組み込まれている場合は入場料がツアー代金に含まれていることが多いので、個別にチケットを購入する必要はありません。
王宮の営業時間と混雑を避けるコツ
王宮は年中無休で、毎日8時30分から開場しています。
閉場時間や最終入場時間は季節や運営状況によって前後することがあるため、必ず訪問前に公式情報を確認することをおすすめします。
特別な王室行事が行われる日は、一部エリアが臨時休館になったり、開館時間が変更になったりすることもある点も押さえておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業日 | 年中無休 |
| 開場時間 | 8:30 |
| 目安の閉場時間 | 15:30〜16:30ごろ(時期により変動) |
| 混雑しやすい時間帯 | 10:00〜13:00ごろ |
| おすすめの訪問時間 | 開場直後(8:30〜10:00) |
王宮は年間を通じてバンコクで最も人気の高い観光地のひとつであり、団体ツアーが到着し始める午前10時ごろから急激に混雑が増していきます。
正午前後はチケット売り場だけでなく、ワット・プラケオの本堂周辺も人であふれる状態になりやすく、写真を撮るにも一苦労するほどです。
こうした混雑を避けたいなら、開場と同時に入場するのが最も効果的な方法です。
団体ツアーの多くは午前10時以降に到着するため、開場直後の1時間から2時間は比較的落ち着いた雰囲気の中で見学できます。
営業時間と休館日
王宮に定休日はなく、毎日開場していますが、国王の即位記念日や宗教行事などにあわせて一時的に見学できるエリアが制限されることがあります。
このような臨時の変更は事前に告知されないケースもあるため、訪問予定日が近づいたら公式サイトの最新情報をチェックしておくと安心です。
閉場時間についても資料によって表記に差があり、15時30分としているものと16時30分としているものが混在しています。
余裕をもったスケジュールを組み、遅くとも15時までには入場を済ませておくと、慌てずに見学を終えられます。
混雑しやすい時間帯
午前10時から午後1時ごろにかけては、大型バスで訪れる団体ツアーが集中する時間帯です。
この時間帯はチケット売り場の行列だけでなく、境内の主要な撮影スポットでも順番待ちが発生しやすくなります。
反対に、開場直後の8時30分から10時、そして午後2時以降は団体ツアーがひと段落しているため、比較的ゆったりと見学しやすい傾向があります。
土日や祝日、タイの学校休暇シーズンは平日以上に混雑するため、日程に余裕があるなら平日の訪問を選ぶのもひとつの方法です。
おすすめの訪問時間帯
開場直後の8時30分に到着できれば、主要な建物を人が少ない状態で見学でき、写真撮影もしやすくなります。
バンコクは午前中でも気温が上がりやすいため、早い時間の訪問は暑さ対策の面でも理にかなっています。
午後から訪れる場合は、閉場に近い14時以降を狙うと、団体ツアーが引き上げた後の落ち着いた雰囲気を味わいやすくなります。
いずれの時間帯を選ぶ場合も、閉場時間ぎりぎりに到着すると見学が駆け足になってしまうため、最低でも2時間程度の余裕を見て訪れることが大切です。
王宮のおすすめ見どころ
王宮の敷地は想像以上に広く、金色の仏塔や壁画に彩られた回廊など、見どころが数多く点在しています。
見学する順番としては、まず入口付近の外観で全体のスケールを感じ取り、その後にワット・プラケオの本堂、そして奥にある宮殿建築群へと進んでいくのが一般的な流れです。
以下では、特に多くの旅行者から注目されている見どころを紹介します。
| 見どころ | 見学の目安時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| ワット・プラケオ本堂 | 20〜30分 | エメラルド仏を安置する最重要スポット |
| チャクリー・マハ・プラサート宮殿 | 15〜20分 | タイ様式と西洋様式が融合した外観 |
| 壁画回廊 | 15〜20分 | ラーマキエン物語を描いた壁画が続く |
| シリキット王妃織物博物館 | 20〜30分 | 冷房完備で休憩にも使える屋内施設 |
王宮見学の中心となるのは、やはりワット・プラケオの本堂です。
本堂内部にはタイで最も神聖な仏像とされるエメラルド仏が安置されており、季節ごとに衣替えが行われることでも知られています。
本堂の外に出ると、金色に輝く仏塔や、鮮やかな装飾が施された像が並ぶ光景が広がり、写真撮影を楽しむ旅行者の姿が絶えません。
宮殿エリアに進むと、タイの伝統様式と西洋の建築様式が融合したチャクリー・マハ・プラサート宮殿が目を引きます。
こうした見どころを一つずつ丁寧に見て回ることで、単なる観光地巡りではなく、タイの歴史そのものを体感できる時間になります。
ワット・プラケオ(エメラルド寺院)
ワット・プラケオはタイ全土でも最高位に位置づけられる仏教寺院で、王室専用の寺院という特別な位置づけを持っています。
本堂に安置されるエメラルド仏は、実際にはヒスイでできた仏像とされており、その希少性から国宝として厳重に管理されています。
本堂内部は撮影が禁止されているエリアもあるため、案内表示を確認しながら見学することが大切です。
境内には金色の仏塔や、鬼神ヤックの像が並ぶ回廊もあり、細部まで見応えのある空間が広がっています。
チャクリー・マハ・プラサート宮殿
チャクリー・マハ・プラサート宮殿は、ラーマ5世の時代に建設された宮殿で、下層はタイ伝統の建築様式、上層はヨーロッパ風のファサードという珍しい構成になっています。
外国からの技術と伝統文化を融合させた建築は、当時のタイが西洋文化を柔軟に取り入れながら独自性を保とうとした姿勢を象徴しています。
現在も王室の重要な儀式に使用されているため、内部には立ち入れませんが、外観だけでも十分に見応えがあります。
正面から見上げると建物全体のスケールが感じられ、記念撮影のスポットとしても人気を集めています。
シリキット王妃織物博物館
シリキット王妃織物博物館は、かつて造幣局として使われていた建物を利用した施設で、タイの伝統的な織物や王室の衣装が展示されています。
冷房が効いているため、屋外を歩き続けて疲れたタイミングで立ち寄れば、暑さをしのぎながら文化的な展示を楽しめます。
シルクの製造工程や、王室が公式行事で着用してきた衣装の展示は、タイの伝統工芸への理解を深めるきっかけになります。
チケットに含まれているため追加料金は不要で、時間に余裕があるならぜひ立ち寄っておきたいスポットです。
壁画回廊とラーマキエン物語
王宮の外周を囲む回廊には、タイの叙事詩「ラーマキエン」を題材にした壁画がびっしりと描かれています。
物語の登場人物や神々が鮮やかな色彩で表現されており、壁画をたどっていくだけで壮大な物語の世界観を感じ取ることができます。
回廊は日陰になっているため、直射日光を避けながら見学できる貴重なエリアでもあります。
細部まで描き込まれた壁画は、当時の職人たちの技術力の高さを物語っており、じっくり時間をかけて鑑賞する価値があります。
王宮観光にふさわしい服装・ドレスコード
王宮とワット・プラケオは、タイの中でも特にドレスコードが厳しい施設として知られています。
これは単なる観光施設ではなく、王室ゆかりの神聖な場所であることに由来しており、規定に沿わない服装では入場自体を断られることがあります。
暑いからといって軽装で訪れると、現地で着替えを準備する手間が発生してしまうため、事前の準備が重要です。
| 項目 | OKな服装 | NGな服装 |
|---|---|---|
| 上半身 | 袖のあるシャツ・肩の隠れるトップス | タンクトップ・キャミソール |
| 下半身 | くるぶし丈のパンツ・ロングスカート | ショートパンツ・膝上のスカート |
| 素材 | 厚手で透けない生地 | シースルー素材 |
| 靴 | かかとのある靴・サンダル | 極端に軽装なビーチサンダル |
男女ともに肩と膝を覆う服装が基本ルールとなっており、これは気温の高さに関わらず一年を通して適用されます。
規定に反する服装で訪れた場合、入口付近のレンタルコーナーで布や上着を借りることができますが、追加の手間や待ち時間が発生してしまいます。
快適に観光を楽しむためにも、あらかじめ長袖のシャツや、くるぶし丈のパンツを1枚バッグに入れておくと安心です。
素材が薄手であっても、透けにくいものであれば比較的涼しく過ごせるため、暑さ対策と規定順守を両立させる工夫もできます。
男性の服装ルール
男性は長ズボンと袖のあるシャツの着用が基本ルールです。
タンクトップやノースリーブのシャツは着用できず、半ズボンも入場を断られる対象になります。
ビーチサンダルのようなラフすぎる履物も避けたほうが無難で、スニーカーやかかとのあるサンダルを選ぶと安心です。
暑さが気になる場合は、通気性の良い薄手の長ズボンを選ぶことで、規定を守りながら快適に過ごすことができます。
女性の服装ルール
女性は肩と膝の両方を隠す服装が求められ、ノースリーブのトップスやショートパンツ、ミニスカートは着用できません。
透け感のある素材のワンピースなども入場を断られる可能性があるため、しっかりとした厚みのある生地を選ぶことがポイントです。
薄手のカーディガンや大判のストールを1枚持参しておけば、肩を覆いたいときにすぐ対応できて便利です。
くるぶし丈のロングスカートやワイドパンツであれば、動きやすさと規定順守を両立しやすくなります。
服装が足りない場合のレンタル・購入
万が一、規定に沿わない服装で到着してしまった場合でも、入口付近には布や巻きスカートを貸し出すレンタルコーナーが用意されています。
レンタルには保証金が必要になることが多く、見学後に返却すれば保証金が戻ってくる仕組みが一般的です。
周辺の露店では、ゆったりとしたパンツやシャツが手頃な価格で販売されているため、その場で購入して着替える旅行者の姿も見られます。
とはいえ、レンタルや購入には時間がかかることもあるため、できる限り事前に適切な服装を準備しておくほうがスムーズに観光を楽しめます。
王宮観光の所要時間とモデルコース
王宮とワット・プラケオをひと通り見学するには、最低でも1時間半から2時間ほど見ておくと安心です。
壁画回廊や織物博物館までじっくり見て回りたい場合は、3時間程度を確保しておくとゆとりを持って観光できます。
周辺のワット・ポーやワット・アルンとあわせて巡る場合は、移動時間も含めて半日仕事になることを想定しておきましょう。
| プラン | 所要時間の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 王宮のみをじっくり見学 | 約2〜3時間 | 建築や歴史に興味がある人 |
| 王宮+ワット・ポー | 約4時間 | 効率よく主要スポットを回りたい人 |
| 王宮+三大寺院すべて | 半日〜1日 | バンコク観光の初日に組み込みたい人 |
初めてバンコクを訪れる人には、王宮を起点に周辺の寺院をあわせて巡る半日モデルコースがおすすめです。
午前8時30分の開場にあわせて王宮とワット・プラケオを見学し、その後は徒歩でワット・ポーへ向かうと、混雑のピークを避けながら効率よく移動できます。
昼食は寺院周辺の食堂やカフェで軽く済ませ、午後はター・ティアン船着き場から渡し船に乗ってワット・アルンへ向かう流れが定番です。
体力に自信がない場合や、暑さが厳しい季節は、王宮と一つの寺院に絞ってゆったり見学する日程を組むほうが、旅行全体の満足度につながります。
所要時間の目安
見学の目的によって必要な時間は変わりますが、写真撮影を楽しみながら主要な建物を一通り見るなら2時間前後が目安です。
壁画回廊の隅々まで鑑賞したり、織物博物館でゆっくり過ごしたりする場合は、さらに1時間程度上乗せしておくと余裕を持てます。
団体ツアーに参加する場合は、あらかじめ滞在時間が決められていることが多いため、個人でじっくり見たい人には自由行動での訪問が向いています。
暑さで体力を消耗しやすい場所でもあるため、休憩を挟みながら無理のないペースで見学することを心がけましょう。
半日モデルコース(王宮→ワットポー→ワットアルン)
まず8時30分の開場に合わせて王宮とワット・プラケオへ入場し、比較的空いている時間帯に主要な見どころを見学します。
見学後は徒歩でワット・ポーへ移動し、巨大な涅槃仏や伝統マッサージの発祥地としても知られる境内をゆっくり巡ります。
昼食を済ませたら、ター・ティアン船着き場から渡し船でチャオプラヤー川を渡り、夕方前の柔らかい光の中でワット・アルンの仏塔を鑑賞するのがおすすめの流れです。
このルートであれば、移動距離を最小限に抑えながら、バンコクを代表する3つのスポットを1日で効率よく巡ることができます。
知って得する現地情報
王宮は敷地が広く、屋外を歩く時間が長い観光地です。
事前に現地の設備やルールを知っておくことで、暑さや混雑によるストレスを大きく減らすことができます。
ここでは、旅行者から特によく質問される実用情報をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| トイレ | 敷地内に複数設置、基本的に無料 |
| 飲食 | 境内での飲食は禁止、水分補給スペースあり |
| 荷物預かり | 入口付近にロッカーサービスあり |
| 暑さ対策 | 帽子・日傘・水分補給が必須 |
トイレ・休憩スポット
トイレは敷地内の数か所に設置されており、無料で利用できます。
混雑時間帯は列ができることもあるため、見学の合間に余裕を持って立ち寄っておくと安心です。
ベンチや日陰になっているスペースも点在しているので、歩き疲れたときにはこまめに休憩を取りながら見学を進めるとよいでしょう。
冷房の効いたシリキット王妃織物博物館は、休憩を兼ねて立ち寄れる貴重なスポットとしても活用できます。
飲食禁止と水分補給
王宮の敷地内は神聖な場所とされているため、飲食は基本的に禁止されています。
ただし熱中症対策として水分補給は必要不可欠で、境内には給水できるスペースや売店が用意されています。
暑い季節に訪れる場合は、ペットボトルの水を持参し、こまめに水分を取りながら見学することを心がけましょう。
食事を楽しみたい場合は、見学後に周辺のワット・ポー付近やター・ティアン周辺の食堂を利用するのがスムーズです。
荷物預かり・ロッカー
大きな荷物やスーツケースを持って訪れる場合は、入口付近に用意されているロッカーサービスを利用できます。
セキュリティチェックの際に大きな荷物の持ち込みを制限されることもあるため、身軽な状態で見学するほうがスムーズです。
貴重品は肌身離さず持ち歩き、ロッカーには最低限の荷物だけを預けるようにすると安心して見学に集中できます。
繁忙期はロッカーが埋まっていることもあるため、余裕を持って早めの時間に立ち寄っておくとよいでしょう。
暑さ対策・スリ対策
バンコクは一年を通じて気温が高く、特に3月から5月にかけての暑季は日中の気温が35度を超えることも珍しくありません。
屋外の舗装された広場を長時間歩くことになるため、帽子や日傘、日焼け止めを準備しておくと快適に過ごせます。
観光客が密集するエリアではスリや置き引きの被害も報告されているため、バッグは体の前で持つなど、貴重品の管理には十分注意しましょう。
また、王宮周辺では「本日は閉まっている」などと声をかけ、別の場所へ誘導しようとする声かけが発生することもあるため、こうした話には応じず、直接入口へ向かうことが大切です。
まとめ
いかがでしたか。この記事では、タイの王宮への行き方や入場料、営業時間、おすすめの見どころ、所要時間、そして服装のルールについて詳しく紹介しました。
アクセスにはMRTサナームチャイ駅からの徒歩ルートが最も分かりやすく、初めてバンコクを訪れる人でも迷いにくい方法です。
入場料は500バーツで、ワット・プラケオやシリキット王妃織物博物館まで見学できる内容になっているため、開場直後の時間帯を狙って訪れると、混雑を避けながらじっくり見て回れます。
服装のルールは厳しめですが、長袖のシャツやくるぶし丈のパンツを準備しておけば問題なく入場でき、周辺のワット・ポーやワット・アルンとあわせて巡ることで、バンコクの歴史と文化をより深く感じられる一日になります。
ぜひ本記事を参考に、余裕を持ったスケジュールで王宮観光を計画し、タイ旅行の思い出に残るひとときを過ごしてください。